英語学習法:リスニング強化の1アイデア(中・上級者向け)

英語(&スペイン語)学習中の友人とLINEしていたら、学習法の話題になりアイデアの交換会となりました。自分が試行錯誤して「こういうのどうかな?」と編み出した方法もどなたかに役立つかと思い、まとめてみます。


■ほぼ毎日やっていること:各国語のポッドキャストニュースのライブラリを更新する。そしてそれを1.5倍速で聞く。
※アプリ・教材にかかる費用は0円です。


ちなみに私のTOEICリスニングスコアは410点なので、TOEICの世界では中〜上級者にあたると思います。またAppleのアプリを使用していますのでご了承下さい。

最初からL:410だった訳ではなく…260→325→410でまだまだ道半ばです。ただし昔と基本的にやっていることは同じです。初〜中級者(260→325)のころはNHK英語ニュースのみを1倍速で聞いていました。'Korean Peninsura'(朝鮮半島) と言われて「ペニンシュラホテル?」、'Shandong Province'(山東省)と言われて「フランス?」と誤解していた頃が懐かしい。


ポッドキャストをまとめて管理:Podcast
音源をまとめてダウンロードするにはiAppのずばりそのもの「Podcast」アプリを使います。ご自分の「マイPodcast」なライブラリを作り上げてリロードすれば、まとめて最新にしてくれます。

Podcast
https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8

私のライブラリ構成は「NHK英語ニュース、NHKスペイン語ニュース、BBCVOA」です。聞く順序もこの順です。

<ライブラリの例>

英語はもっともなじみのある外国語のひとつ。そして日本の英語ニュースは背景をある程度知っているので類推が効きます。ゆえに最初に聞きます。NHKの英語ニュースは日本人と外国人のアナウンサーが交互に記事を読むスタイル。それぞれの発音の違いなどもわかる副次効果もありそうです。

NHKスペイン語ニュースは英語ニュースと同様の内容をスペイン語で話しているので、英語ニュースからの推測でなんとなく理解できるのを狙っています。実際には能力が落ちなければいいかな?という程度で伸びは期待していません。西語はもともとが大したことないのでアレですが。
BBCVOAは順不同でも良いかも知れません。二つとも似たような話題を取り上げていることも多いので、それぞれ被るところは同じトピックを2回聞くこととなります。それは理解を深めるサポートになるでしょう。イギリス式発音とアメリカ式発音になじめるのも利点。can=カン(英)=キャン(米)とか典型的な差を毎日聞けますよ。

体感ですが。NHKニュースの1倍速では外国人と実務的な会話はむずかしいと思われます。少なくとも1.2倍速がわかるレベルまでは持って行きたいと。自分のことは棚に上がっています。


■再生速度を変えるアプリ:語学プレーヤー〈NHK出版〉

実際に高速再生を行うのは「語学プレーヤー〈NHK出版〉」です。

「語学プレーヤー〈NHK出版〉」
https://itunes.apple.com/jp/app/yu-xuepureya-nhk-chu-ban/id420342384?mt=8

<語学プレーヤーへの登録例>

先ほどのPodcastアプリでも速度は変えられますが、音がひずみます。このプレーヤーだと音質に変化がないまま速くしたり遅くしたりできます。1倍速が厳しい方は0.8倍速や0.7倍速からスタートするのも手ですね。あとは遅くしてシャドーイングに挑戦するとか。ひとつ面倒なのは、このアプリのプレイリストに登録するのは手動であること。ポッドキャストの更新とともに朝の儀式にするのがよいでしょう。

あとはヒマをみて聞き流すだけです。わからなくてもそこまで気にしない。重要なニュースは毎日繰り返されますから、そのうち単語も覚えられる…かな?


■手順のまとめ

1.iPhoneiPodなどにPodcastアプリ語学プレーヤーアプリをインストールする

・初回のみ
2.ニュース音源をそろえライブラリ化する→高速プレーヤーに登録する→(何度も)聞く

・次回以降
3.ライブラリを更新する→高速プレーヤーから古い音源を削除し、新たな音源を登録する→(何度も)聞く


■この方法のメリット・デメリット

<メリット>
1.毎日ソースを更新できる
2.時事問題を追いかけられる
3.日本人英語、イギリス英語、アメリカ英語の発音を聞き分けられる
4.外国ではどのようにニュースがまとめられているかがわかる


<デメリット>
1.Podcastの更新、語学プレーヤーへの登録が手動
2.「聞く」に主眼を置いているため、わからない文章・単語は目視できない
 ※なんとなく聞こえた綴りをGoogleへ打ち込んで「もしかして」と訂正してもらう手があります。
3.ニュースなので明るい話題は少ない。紛争とか経済問題とか…。おもしろくも無い。

長くなりましたのでひとまずこの辺で。他にも研究・実践中です。外国語を使って仕事もしてみたいな〜。