妄想イノベーション21

震災後3日〜4日までは急性のイノベーションが起こってよかった。通信と放送の融合とか・・既得権が復活してきた今では、また分かれちゃって残念だけど。
震災から2週間ほど経過したこの先は、中長期のイノベーションが要る気がするんだ。
そこでオイラが自己中心的にこうなって欲しい、こうしたい!な妄想を書き散らしてみたよ。


■バーチャルで一元化 リアルで分散化

・一カ所に集まって仕事する必要ってあるの?

とりわけオイラ達のIT業界ってのは、今ある技術でいつでも世界中どこからでも働ける土壌はあるでしょ。何故一カ所に集めてウンヌンするかというと・・別の話に行くので今回は省略させてね。

会社じゃなくて現場に行かなきゃの理由で大きそうなのは2つかな。

現時点では多くの(と言い切りましょう!)業務系システムはイントラネットにしなきゃいかんから、データを外に出せないから現地へ行っているだけ。もう一つは、現地に機械(ハードウェア)を持たせる方がメーカが儲かるから。しかし、今回もっとも重要な資産であるデータを「リアルに一元化する」と、たいへん危険だとわかったはずだよ。

バーチャルには一元化して、リアルでは分散しておかないと、全部消えるということが実例としてわかってしまった・・。たぶん東北にしか無かったITリソースはバックアップすら失われたから、今の方法では戻すのはかなりむずかしそうだ。

オイラのお客さんである病院に限れば、レセプト電算データとDEFファイルからほとんどカルテに近いデータを復元できるけど、国保連合会や支払基金厚労省が逆向き(病院へデータを返す)のデータを提供するとは思えないなぁ。病院側も欲しいと言わなさそう。メーカもそんなリバースコンパイルみたいなこと、無償でやることはないかな。患者さんは内心欲しいかもしれんね。

ぶっちゃけ昨今の通信技術を駆使すれば、人がバーチャルに集まるのも簡単だ。ましてやデータをクラウド化するのなんて、今後の主流になるはずだ。必要性はかなり下がるはずだけど、リアルで集まりたかったら「会おう」でOKでしょ。
つまりはどこでも働けるでしょ?

生産する道具がその場に無い場合はあてはまりにくいかな。だから、工場とかはこの話に乗ってこなさそうなのは残念だけど、オイラが思いつかないだけでなんか良いアイデアがある気はするよ。

え?通信が途絶えたら仕事にならんって?それはリアルで一カ所に集まって仕事している今も一緒じゃないのかね〜?カイシャへ集まらないと企業秘密がウンヌンとかいう高尚な話には、オイラはついて行けませーん。


・集まらなくて良いなら、ラッシュとかいらんでしょ

いつでもどこでも働けるのって、オイラの中ではすごい理想。そんなに仕事したいのかって?逆、ぎゃ〜く!働きたくないから、ですよ(ぇ?
会社にほぼ同時刻で行かなきゃいけないというのは、エネルギーが一気にその時間帯に必要だと言うこと。さらに、人間にも巨大な負担をかけている、ラッシュなんてそれだけで疲労とストレスの元だ。働く場所は在宅勤務に限らず、温泉行っててもいいだろうし、シャレオツなカフェで働いていてもいいでしょう。

企業は定期代とか払わなくていいし、社員は給与にならない通勤時間が無くなっていいし。個人的な経費計上が面倒だって?必要は発明の母。企業内会計システムをオープン化して、支払いをすべて電子マネーにすればいい。で、ICカードリーダの履歴を読んでソフトが勝手に会計してくれると。便利便利(やや飛躍あり)。

カフェでMacたたいていたらanan読者とかから逆ナンされるリスクが高まるかもしれんね!・・おっさんには声かからねーから安心しろ orz

そして、これも強烈なメリットになるんだろうけど、いったん社会的スキルを身につけたお母さんに社会へゆるやかに戻ってきてもらうことができそうじゃね?ダブルインカムでお父さんの負担も軽減でっせ。二人して一家の年収が稼げればいいんじゃねぇの?ああ、甘い見積もりですかそうですか。


・ぶっちゃけ根無し草はダメなんですか?

住むってのをもっと気楽にしてしまえば。震災直撃の東北はもとより、なんか東京に住むのもきな臭くなってきた(失礼!)このごろ。かつて東名阪に住んで、今は地元に住んでいるオイラからすると「根無し草的にいろんなところ住んでみるのもけっこうおもしろいよ」と言いたい。

これを阻害している要因としては、不動産の取得コストが高すぎて、さらに売って再度財産にする手段がないこと。所有するのが前提の場合だけどね。新築販売マンセーより中古住宅の流通とか、あと税制とか変えてしまえばいいのにね。賃貸の審査や変な慣習(敷金・礼金など)もいつまで残ってんの。あの制度も、アパートやマンションを保有して貸す方にたくさんのリスクがある証拠なのかも知れん。詳しくないからこれ以上書けないけど、もっと引っ越すことへのためらいが少なくなっても良いかも。

簡単に引っ越しできるようになればこそ、各地方の競争が激しくなって住民の移動が始まる。住みたい街に多く人が移ってきて活性化する。住民を呼び込むための政策を実践している街が元気になってくる、みたいなね。これも「仕事」が関連してくるけど、いつでもどこでもが実現すれば問題なし。子供の教育は・・すぐには妙案が浮かばないわ。

これまで以上に家移りすることが流動的になる方が、おもしろく生きられそうかな?根なし草万歳!


■さようなら超・高エネルギー

・そんなに急いでどこ行って何すんの?

ゆっくり移動してよくなればエネルギー少なくてすみそうじゃね?現時点(3/27)でまたもやガソリンの価格が上がってきてる。こんな変動費に左右される移動手段は、オイラ本当は止めたいんだな。

移動は基本自転車でイイよ、それが人間が人間らしく居られる行動範囲って事でしょ。あとはコミュニティバスとかでやわやわ移動しようや。先述の通り、仕事は移動なしでできるようになっていけば、たまにある業務上の移動は公共交通かタクシーで行けそうではないかい。

クルマメーカは大変になる?所有じゃなくてレンタルでマネタイズできる方法を考えれば良いだけ。車検業界とか本当は要らない制度なんだから、別に収益上げる方法を考えてよ。それでも趣味でクルマ欲しい方には、それ用のを作ればよいよ。

あと、オイラも絶賛多い出張だけど。
東京大阪の日帰り等なんて無くしてしまえば、互いの都市にお泊まり+飲み代が落っこちて良いんじゃないの?新幹線はウルトラ高額にしても良いよ。企業が払うのをためらうくらいの値段で。特急も宿泊より高くしてくれればよい。

これほどの超・高エネルギーって、とくに移動のハイスピード&インフラのために投入されている気がしなくもない。車一台作って維持するのに投入されているエネルギーを石油換算すると眩暈しそうだ・・話がずれてきたね。


・夏が寒くて冬が暑いのはおかしくね?

子供のころは扇風機しか無くて、汗だらだら。なんだか大人も子供も汗だくだった気がするよ・・。思い出は置いといて。暑い寒いもだいぶ衣装で対応できるでしょ。働く時間を時間差つけるとか、涼しいところ行って働いても良いんじゃね?北海道とか避暑地とか川沿いとかで涼みながら。電源?太陽電池で。雨降ったら働かなーい!

ビジネスでの衣装も、今年の夏は東京から変わっていかざるを得ないんじゃないの。着飾るのはとっても好きだけど、必ずしもスーツ着なくてもいいんじゃね?といつも思ってる。あの服、やっぱり暑いし。簡単に洗えないし。洗えるスーツもあるけど、やはり質感がね。それならばいっそのことスーツをやめっちまおう。

麻のかりゆしみたいな服とか、夏も気持ちよさそう。甚兵衛っぽいあわせの上下も良さそうだ。そもそもノータイの夏にできたんだから、もう一、二歩すすめたスタイルに必要なのは「合意」だけでしょ。ぶっちゃけ、今でも本当にかしこまる必要あるのは、プレゼンと顧客対応だけだと思ってる。それもドレスコードを変えてしまえばいいだけ。初対面の時だけお互いにスーツにしましょうというルールにすれば良いよ。

服飾業界の方にはクールビズの時のように「ネクタイはやっぱ要るんや!」などという後ろ向きな提案じゃなくて、「ゆるふわなのにスマートなビジネススタイル!」ってな衣装を作ったり提案して欲しい。

冬?暑いより寒い方が対応は簡単でしょ。着込めば良いだけ。いろんなハイテク素材もあるし。


・妄想の果てに・・

今すぐこれらを全部実践する方法が、ひとつだけある。それは、ぷーたろうになることだ。
すごく魅力的だな、ぷーたろうな働き方。


以上で自己中心的な妄想はおしまいです。
最後まで読んでくれたらありがとね。