「欲しいモノ」がほしい!

物欲はかなりある方です。たぶん。

それなのに!最近は「欲しいモノ」がありません。正確には欲しいと思ってるんだけど、なんとなく宿題化してしまっているんです。つまり、カテゴリとしては欲しいんだけど、モノそのものとして見たときには買いたいにまで至れていない(または保留状態の)ものです。
たとえばビジネスキャリーは、長らく欲しいと思っているんですが…。

(1)理想に近い商品が売っていない
(2)あったとしても何故かいつも売り切れである(←これはダメでしょ!)

こんな理由から「買わなきゃアカンなぁ」という感じで宿題のようになっているんです。これは果たして欲しいと言えるんでしょうかね。


逆に、「要るもの」は結構あります。ファッション的欲しいモノのひとつである「メガネ」は、自分にとっては生活必需品であるため、要るものの様相が強くなるんです。…ここまで出てきているものが、ことごとく仕事関連であるところに一抹の悲しさもあったり。


さて…あくまでも自分の感覚ですが、「欲しいモノ」と「要るもの」は集合としては別であり、交わりません。
「欲しいモノ」かつ「要るもの」=空集合
ところで、買い物の手順を観察しているうちに以下のような発見があったようです。
つまり、欲しいだの要るだのに関わらず、下記の数式←?が成り立つんじゃねーの?と思ったりしたんです。

満足度 = それまで焦がれていた欲しかったよエネルギー + それを手に入れるまでに投入したエネルギー


さらに、欲しいとか要るとかの状態は、満足度と投入エネルギーで移り変わるんでないかいなと。

最初、大して欲しくなかった?要るものは「せっかく買うんだから、いろいろ調べてベストと思えるモノを買おう!」という前向きなエネルギーの投入によって「イイもの買えそう!」な期待値が高まり、結果として「必須アイテムだけど納得の買い物だね!」な状態を作り出せます(上図左側)。

逆に、最初はすごく欲しかったモノでも「すぐ手に入らないよ」「理想と違うよ」という状態を解消するために、後ろ向きな…つまりは納期はいつだ?理想の機能や形を備えているモノを長い間探し続ける…等の調査を繰り返すことにより「買わなきゃイカンもの≒要るもの」に成り下がる事があります。オイラはこれを「宿題化」と呼んでいます(上図右側)。


結局、モノを媒介とした満足が欲しいのですから以下のようになれば、欲しいモノを起点とした場合の満足度が最大化されるのではないかと思うんですよ。

ただ、世の中には図表のピンク色を極大化する動き以外の活動が多くあって、我々消費者はいろいろと混乱してしまいます。


・要らないものを要るもの化する動き
・欲しくないモノを欲しいモノ化する動き
・要るものが欲しいモノ化するのをより促す動き
・欲しいモノが要るもの化しないのをもっと助ける動き
等々


今、あなたが買おうとしているものは「欲しいモノ」ですか?「要るもの」ですか?それらはどういう状態にあるのでしょうか。

買い物大好きなオイラは、やっぱり「欲しいモノ」がほしいんです。要るものを欲しくするのはいつものことなのです。


読んでくれてありがと、またね。